• 石鳥谷の全てがここにある!?

    「大釜りんご園」 代表 大釜 和一さん

    石鳥谷の特産といえば…「りんご」ははずせませんね!

    特にも「滝田りんご」の美味しさは名高く、岩手県でも有数のりんご産地となっています。その背景には、滝田をりんごの一大産地へと導いた、偉人の存在がありました。

    左から、母・しずえさん、和一さん

    今回の「げんきびと」は、石鳥谷町滝田で大釜(おおがま)りんご園を営む、大釜 和一(わいち)さんです。

    収穫も終盤に差し掛かった11月中旬、「もっと早ければもっといい写真が撮れたのに~」と話す大釜さんに、作業中の園地に案内していただきました。県道から少し奥に入った自然豊かなところで、近くにある稗貫川のせせらぎが聞こえてきます。

    稗貫川と一面のりんご畑! 緑にりんごの赤が鮮やかに映える畑の一角で、お話しを伺いました。

    滝田、そして大釜りんご園の歴史

    スタッフ:りんごの生産を始めてどのくらいになりますか?

    大釜さん:昔、継枝弥平太さんという方が、青森県からりんごの苗を取り寄せ、栽培を始めたのが「滝田りんご」の始まりと言われていて、100年ほどの歴史があるようです。その頃からうちでも始めたと聞いているので、同じくらいの年数じゃないかな。近くに弥平太さんの石碑もあるんですよ!

    ※以下、花巻市「はなまき まなびガイド」より引用

    継枝 弥平太(つぐえだ やへいた)

    “石鳥谷りんご栽培の先駆者”
    明治17年(1884年)5月1日、農業を営む家の長男として滝田で生まれた。若い頃から家業を手伝っていたが、石鳥谷町で本格的なりんご栽培を行ったとみられる関口の佐藤澄志、谷藤惣右衛門らから影響を受け、りんご栽培を目指すようになった。自分一人で利益を得ようとせず、みんなで協力して利益を得ようとした弥平太は、青森でりんごの栽培の技術を学んでは地域の人たちに伝えた。市場で滝田りんごの名声が高まった中、昭和34年4月3日に76歳で亡くなった。弥平太の功績を讃え、昭和38年4月12日に北滝田に顕彰碑が建立された。

    スタッフ:そんなに長い歴史があるのですね! ということは、和一さんで何代目になりますか?

    大釜さん:私で4代目になります。元々はサラリーマンでしたが、11年前に退職して、先代からりんご園を引き継ぎました。

    りんご農家さんの好きな品種って…?

    スタッフ:何種類のりんごを作っていますか?

    大釜さん:シーズン通して約22品種のりんごを栽培しています。少しずつ植え替えたりしながら、色んな品種にトライしています!
    他には、梨や柿、梅なども作っていますよ。

    スタッフ:大釜さんが特にお好きな品種は何ですか?

    大釜さん:うーん…やっぱりフジかな!(ちょうどフジを収穫していたところだったため誇らしげに指さす大釜さん)

    他にも早生種や中生種など、時季ごとに色々ありますが、個人的には「青林(セイリン)」もおすすめです。蜜入りの黄色りんごで、他の品種と比べると少し平べったい形をしていますが、酸味が少なく濃厚で美味しいですよ!

    緑に赤い実が、実に、
    フォトジェニックです

    りんごへのこだわり

    スタッフ:りんご栽培をしている中で、嬉しい瞬間はどんな時ですか?

    大釜さん:やはり、収穫ですね。りんごが実りだす光景を見ると嬉しくなりますし、そのひとつひとつを収穫している時に喜びを感じます。特に(晩生種の)フジの収穫はシーズンの集大成ですから、感慨深いです。今年は雹(ひょう)の被害が生育に影響してしまったことが残念でしたが、無事に収穫できて何よりです。

    スタッフ:りんごを育てる過程で、どんなことを心がけていますか?

    大釜さん:りんごに365日、向き合うことです。サラリーマン時代より休んでいないかもしれません(笑)

    りんご栽培は「剪定が8割」と言われます。冬はシーズンオフと思われがちですが、冬の剪定作業は、その年のりんごの出来に大きく影響する、とても重要な作業です。先代から教わった作業の中でも一番難しかったですね。今では他のりんご園の剪定にも携わるようになりました。

    スタッフ:その他、美味しいりんごを作るためのこだわりや秘訣はありますか?

    大釜さん:除草剤を使用しないことでしょうか。8年ほど前から行っていて、りんごの糖度の上がりや食感も良いようです。実は、サラリーマン時代に農薬や肥料を扱っていたため、仕事を通して学んだことや培った経験が、現在のりんご栽培に活かされています。

    スタッフ:前職のご経験を活かした継業、素晴らしいですね!
    最後に、りんごの魅力について、一言お願いします。

    大釜さん:そうですね、11年たちますが、今年は完璧だ!満足だ!ということは無いんですよね。1年かけて管理して、実が色づいて、収穫して、初めてその年の結果が見えてくる。ああ、あの時こうしておけばもっといいりんごになったのかな、ここはよかったけど、もう少しああしておけばよかったかな、そのためには来年は、、そんな風に反省の中から課題も見えてきます。満足したら終わりだとも思っています。常に反省しながら課題を見つけて来年に繋いでいく。それがずっと続いている感じです(笑)

    これだから、りんご作りは飽きないです!

    ユーモアを交えながらも
    真剣な表情が印象的でした

    おわりに

    収穫作業のお忙しい中、取材させていただきましたが、お人柄と、もともと営業さんだったというところもあるのでしょうか、朗らかでお話もとても楽しく、いつのまにか時間がたっていました! また、以前からお世話になっている、お母さまのしずえさんも大好きで!
    本当に素敵なご家族です✨

    大釜さんご家族が丹精込めて育てたりんご、ぜひご賞味くださいね🍎🍏

    大釜さんのりんごが買えるところ


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