• 石鳥谷の全てがここにある!?

    「菓子処 長田屋」 長田 潤さん

    2022年9月14日放送のIBC岩手放送『わが町バンザイ/花巻市石鳥谷町編』にも登場した「菓子処 長田屋(おさだや)」さん。

    実は、石鳥谷CATの会員さんでもあります。

    「わが町バンザイ、出てましたね!」というところから、名物の茶まんじゅうをいただきつつ、改めてお話しをお伺いしてきました。

    古風で小綺麗な店構え

    まず目に入ってくるのは、庭木も含め、歴史を感じながらも綺麗に整えられた店構えです。これはたしかに、神山さんと甲斐谷さん(わが町バンザイのアナウンサーさん)のように街歩きをしていたら入ってみたくなること間違いなし…!

    潤さんの丁寧な手入れはもちろん、平成2年にできた建物だそうで、先代もセンスの良い方だったんだろうと思います。

    おまんじゅうとともに

    長田屋さんは、明治5(1872)年創業。ちょうど今年で150年になるそうです。

    たばこ屋にはじまり、和菓子屋に。お父さんの代からはアイスクリームの卸もはじめ、潤さんはもともと洋菓子をやられていたので洋菓子も置いたりと、様々な生業がありました。だんだんに和菓子に落ち着き、現在は“おまんじゅう”と、お盆や年末年始にはお赤飯やお餅も注文を受けているそうです。

    これは番組にあった言葉ですが、まんじゅう作りにおけるこだわりとして「味を変えない」「大変なところは無い、仕込みさえしっかりしていれば」という言葉がとても印象的でした! その言葉通り「少しずつだからさ、さっきも足りなくなって裏の工場で作ってきたところ」と軽やかです。

    名物 茶まんじゅう
    南部杜氏の里ならでは
    酒まんじゅうも
    レトロでステキな店構え

    普段の品揃えは、茶まんじゅう/茶まんじゅう(白あん)/酒まんじゅう/みそまんじゅうの4種類。

    「まんじゅう…だけになっちゃったね(笑)1人だし手がまわらないのさ」
    と話す、潤さん。ご家族の介護もある中、できる範囲で店を開けているそうです。

    正直、私も数年前、もう少し商品がある頃にお伺いしたことがあったので、どうして“おまんじゅう”だけなんだろう?と思ってしまっていました。消費者目線ではそりゃ色々あると嬉しいですし、あったものがなくなるのは寂しいですが、時代やライフスタイル等に合わせて商売を変化させていくのは自然なこと。外から見ているのではなく、中に入ってお話しを聞いてみると分かることが沢山あります。

    とはいいつつ、「少し前までやってたワッフルもおいしかったよね!」「焼酎糖だとかの駄菓子をやってたのは長田屋さんだけだったのよ~」「お祭りの時のくじ引きもあったね」といった地元のスタッフの話に思いを馳せるのでした…。

     

    個人的に、以前より悩んでいた商品開発の話をご相談してみると「そんな余裕ないよ~」と言いながらも、すぐ裏の工場を見せてくださいました。実は、お邪魔する前に馴染みのスタッフが電話した時も「来なくていいよ!」と(笑)そんなサバサバしたやり取りも楽しいです(笑)

    お忙しい中でしたので短時間にはなりましたが、とても感じるところの多い取材となりました。潤さん、ありがとうございました!

     

    看板商品「茶まんじゅう」、酒粕の風味が石鳥谷らしい「酒まんじゅう」、味噌のしょっぱさが効いている「味噌まんじゅう」、皆さんはどちらがお好みでしょうか?
    ぜひ一度お立ち寄りください♪

    (よっち)

     

    菓子処 長田屋

    住所:花巻市石鳥谷町八幡11地割6

    電話:0198-45-2166

    営業:8:00~17:00 ※木・日は16:00まで

    定休:不定休
    ※お電話してから伺うと確実です


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