石鳥谷地域の中心部から西に10キロメートルほど入ったところにある「たろし滝」は、葛丸川に注ぐ沢水が凍りついてできる、13メートルもの高さの大氷柱。
「たろし」とはつららを意味し、古語の垂氷(たるひ)がなまったもので、できる氷柱の形が滝に似ていることから「たろし滝」という呼び名がついたといわれています。
たろし滝のある大瀬川地区(古くは畑地区)の人たちは、昔からこの氷柱の太さでその年の作柄を占ってきたといわれ、毎年2月11日に「測定会」が行われています。記録として残っているものでは、大豊作となった昭和53年の8メートルが最高です。