石鳥谷町八幡の八幡まちづくり協議会の皆さまが
八幡地区の活性化と交流を目指し2010年より取り組んできた
「八幡田んぼアート」
石鳥谷町八幡地区にある約30アールの水田キャンパスに
巨大なアートが浮かび上がる素敵なプロジェクトです。
高台にある石鳥谷生涯学習会館駐車場から、アートの全体像を眺める事ができます。
昨年は残念ながら中止となりましたが、
今年は東北DC特別企画も併せて、2年ぶりの開催となりました!
八幡地区の方から、6月5日・6日と、土日をかけて田植えを行うとの話を聞き
作業の様子を拝見しようと、実施場所へ向かいました。
時折青空がのぞくなか、歩いてその場に向かっていると
そよそよと風がふき、田んぼから土の香りが漂ってきて、
なんだか懐かしい気持ちにもなりました(*^-^*)
豊かな自然を体いっぱいに感じながら、関係者のかたにお話を伺いました。
「今日はそれほど暑くなくちょうどいい気候でよかったです~😊」
お忙しい中、対応して下さったのは
八幡まちづくり協議会会長の伊藤成子さんです。
「皆で考えて皆で協力してやるのが楽しいんですよ(*^-^*)」
そう言いながら田んぼに居るお仲間を優しく見つめる伊藤さん。
通常であれば、田植え体験として一般の参加者を募り、
子供から大人まで賑やかに作業をする光景が見られますが
今年度は、感染症対策の為一般参加を見送ったそうです。
しかし例年より少ない人数ながら、まちづくり協議会の役員の皆様の団結力で
予定時間よりもスムーズに作業が進んだそうです。
図面の製作については同じく八幡地区に所在する
㈱長澤工務店さんによって手掛けられたそうです。
より精巧な絵柄にする為、赤・紫・黄・緑・白の5種類の稲を使用し
あらかじめ設置されたマーキングに沿って植えていきます。
「普段はそれぞれのお仕事だったり家庭での立場の顔があるけれど
ここに集まったら皆が同じ思いで作業するんです。
若い方から、なんと80代のかたまで参加してるんですよ!」
笑顔でそう話す伊藤さん(*^-^*)
それぞれの役割に徹しながらも、別の場所で作業をする仲間に声を掛け、時に笑い声も聞こえてくる―
団結力と活力が伝わってくる素敵な瞬間に立ち会うことができました。
この団結力こそが、田んぼアートをいっそう輝かせるのではないでしょうか。
第11回を迎える今回の田んぼアートのテーマは
宮沢賢治の短編童話「やまなし」だそうです。
2匹のカニの会話で構成されるこのお話の中で
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」という印象的な一文がありますが
そのワンシーンを表しているそう。
やまなしが落ちてきて水面に波紋が起きる様子も表現されるそうです!
それに加えて、東北DCの年という事で、
特別企画としてアートの中に「東北DC」の文字が入るそうですよ!
田んぼアートの見ごろを尋ねたところ、
「一番はっきりと見られる時期は7月だが、
それぞれの季節によって稲の色が変化していく様子を楽しむのも
このアートの醍醐味」との事!
ぜひ見にいらしてくださいね(#^^#)
八幡まちづくり協議会の皆様、田植え作業お疲れ様でした<(_ _)>
そして取材のご協力本当にありがとうございました…!
※後日、石鳥谷生涯学習会館駐車場に備え付けの掲示板に
歴代の田んぼアートを振り返る事ができるチラシを配置する予定だそうですよ~!
そちらも併せてお楽しみくださいませ(*^-^*)
【八幡田んぼアート】
◆鑑賞スポット:岩手県花巻市石鳥谷町中寺林7-1-1(石鳥谷生涯学習会館駐車場)
道の駅石鳥谷近く。JR東北本線石鳥谷駅徒歩約16分/東北自動車道花巻ICから約10分
稲刈りの時期まで、自由に鑑賞できます。
◆お問い合わせ先:八幡まちづくり協議会(八幡振興センター内) 電話0198-45-3535