奥羽山脈を源とする葛丸川ですが、特にも大瀬川地域、葛丸ダムより少し下流のエリアは、散策や渓流釣り、紅葉狩りに最適で、「葛丸川渓流」として親しまれています。
冬になると、葛丸川に注ぐ沢水が凍りつき、13メートルもの高さの大氷柱「たろし滝」ができます。「たろし」とはつららを意味し、古語の垂氷(たるひ)がなまったもので、できる氷柱の形が滝に似ていることから「たろし滝」という呼び名がついたといわれています。
大瀬川地区(古くは畑地区)の人たちは、昔からこの氷柱の太さでその年の作柄を占ってきたといわれ、毎年2月11日に「測定会」が行われています。記録として残っているものでは、大豊作となった昭和53年の8メートルが最高です。
5メートル45センチ
5メートル40センチ
測定不能(氷柱滝つぼに届かず)
恒例の川柳は…
熊谷会長「能登ゆれて たろし泪の 五十回」
達増知事「幸願い 集う笑顔に たろし栄え」
測定会に向けて、仮設の橋が設置されたり通路を整えますので、測定会の前後であればたろし滝まで行くことができると思います。ただし、険しい山道にすべりやすい雪道のため、天気が悪い日や足腰に自信がない方へはおすすめしません。十分にお気をつけください。
*参考URL(花巻市ホームページ)
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/kanko/midokoro/shizen/1003913.html